稲田クリニックおよび北浜クリニックでは、連携相談機関にて集団認知行動療法や患者さん・ご家族向け健康講座などの各種プログラムを実施しています。ご参加いただくためには、自費でのお支払いが必要となりますが、当院通院中の方は通院患者価格もしくは無料で受けていただくことができます。ただし、集団認知行動療法のご参加にあたっては、主治医が治療段階・体調を考慮して、参加の可否の判断を行います。
詳細は下記をご覧の上、ご希望の方、説明をお聞きになりたい方は主治医までお尋ねください。
こころの健康講座
うつや不安などで通院中の方を対象とした、セミナー形式のプログラムです。最低限知っておきたい病気の基礎知識や治療法、よくなるために必要な生活上の注意などを解説します。本講座は患者さんご本人だけでなく、ご家族もご参加いただけます。事前のお申し込みが必要ですが、稲田クリニックもしくは北浜クリニックに通院中の方およびご家族は無料です。定期的に開催していますので、開催日やお申し込み方法等については、主治医にお尋ねください。
※当院の患者さんではない方のご参加については、費用がかかります。
詳しくはI-QUON カウンセリング&コンサルティングオフィス(050-3332-0888)までお問い合わせください。
不安障害の集団認知行動療法
- パニック障害の集団認知行動療法
パニック障害と診断された患者さんを対象とした集団認知行動療法のプログラムです。
症状を維持している考え方や注意の向け方、対処行動などを明らかにし、適切な対処法としてのエクスポージャー療法について学び、段階的に練習していきます。
本プログラムは個人ごとの事前面接と集団セッション8回で構成されており、2~3ヶ月の期間を要します。
- 社交不安障害の集団認知行動療法
社交不安障害と診断された患者さんを対象とした集団認知行動療法のプログラムです。
症状を維持している考え方や注意の向け方、対処行動などを明らかにするとともに、適切な対処法を学びます。プログラムの中では、実際に人前でスピーチをしたり、その様子をビデオに撮ったりしながら取り組んでいきます。
本プログラムは個人ごとの事前面接と集団セッション8回で構成されており、2~3ヶ月の期間を要します。
※アメリカ精神医学会の診断基準DSM-5の発刊に合わせ、日本精神神経学会は、不安障害・パニック障害・社交不安障害を、それぞれ不安症・パニック症・社交不安症に名称変更する指針を発表しました。DSM-5邦訳版でも「障害」と「症」が併記されていますが、ここでは従来用いられてきた「障害」の名称を用いています。
うつの集団認知行動療法
抑うつ症状でお困りの方を対象とした集団認知行動療法のプログラムです。気分の落ち込みを維持している考え方や行動などを明らかにし、気分を安定させる方法を学びます。
本プログラムは、4回の集団セッションで構成されており、1~2ヶ月の期間を要します。
復職支援プログラム
うつや適応障害等でお勤め先を休職中の方を対象とした集団プログラムです。認知行動療法に基づき、復職に向けた行動活性化、再発予防のための対策の検討などを行っていきます。
本プログラムは、事前面接と5回の集団セッションで構成されており、2~3ヶ月を要します。
睡眠改善プログラム
睡眠への悩みを抱えている方を対象とした集団プログラムです。睡眠の基礎知識を学び生活環境を改善することで、快適な睡眠のためにできることを探し、実践していきます。
本プログラムは、4回の集団セッションで構成されており、1~2ヶ月の期間を要します。